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非常に気に入っていた NEC LaVieNX LB400Jを失い、急遽次世代機を選定しなければならなくなってしまいました。
Macと違ってWindowsは選択肢が広く、用件をかなり絞り込んでいかないとなかなか選べないものです。
そこで、機種選定の事例として、私のプロセスについてご紹介します。
観点
まず、気に入っていた PC-LB400J のスペックを確認しました。
- CPU:Mobile PeniumIII/400MHz(SpeedStepなし)
- モニター:12.1インチ XGA
- 最大メモリ:192MB(増設済み)
- ディスク:20GB(乗せ替え済み)
- 光ディスク:外付けCD-ROM
- 質量:1.6kg
- 価格:27万円くらいだったと思われ。
- I/F:USB x 3、PCカードTYPE2 x 2 (TYPE3可)、パラレル/外部FDD、外部ディスプレイ、外部CD-ROM
LB400J 選定時は、その前の機種であるバイオノート505よりハイレゾで高速CPUでかつ拡張性が高く、しかも携帯性を損なわないというのがテーマでした。
今回は、別途シグマリオンIIを購入したため、PCには携帯性は求めないことにしました。ただし、希に出先作業やプレゼン等がありますので、全く携帯できないデスクトップPCでは困ります。
すると結果として、いわゆるオールインワンタイプのノートパソコンというセグメントが対象になり、かつLB400Jよりハイスペックな仕様を追求することになります。
CPU
オールインワンタイプのノートパソコンでは、現在ほとんどのメーカーのモデルがMobile PentiumIII 800MHz〜1.2GHz を搭載しています。いずれにせよ、LB400Jよりは遙かに高速と思われるため、CPU性能での機種の絞り込みはできないといえます。
液晶モニター
このセグメントでは、液晶のサイズとしては14インチ、15インチが標準的なものになっていますが、解像度の方は足並みがそろっていません。
XGAの上はSXGA(1280×1024)、SXGA+(1400×1050)、UXGA(1600×1200)となりますが、多くの機種ではまだ XGA にとどまっています。
まずNECにはSXGA+/UXGA対応機種が一機種もありません。唯一、LaVieT がワイドXGAという変則的な解像度を持っていますが、これは縦方向の画素が768ピクセルに留まっています。また、東芝も SXGA+/UXGA 対応機がラインナップにないようでした。
富士通、シャープにはSXGA+対応機がありますが、ハイエンドの筐体を利用した1機種への採用に留まっています。
SXGA+/UXGAに積極的なのはIBM、ソニーで、いずれも、複数の機種が SXGA+ 以上の解像度に対応しています。選択の余地がありそうなのはこの2メーカーということになります。
最大メモリ容量
CPUが交換できないノートPCというプラットフォームでは、機種の将来性を占う中で最も重要なのは最大メモリ容量ではないかと思います。もちろんインターフェースやデバイスベイなどといった周辺機器系の拡張性というのも観点ですが、そこではほとんど差がつきません。USB2.0搭載機は確かに将来性の面で多少有利といえるかもしれませんが、USB2.0インターフェースはPCカードでの拡張も可能ですし、高速インターフェースとしてはIEEE1394もありますので、結果として大きな差とはならないと思われます。
これに対し最大メモリ容量が抑えられてしまうと、将来のOSやアプリケーションを搭載したときに、CPU速度を別にしても動作が著しく遅くなる場合があります。たとえばWindows2004とかが、メモリ512Mが快適に使える最低ラインという仕様で出てきたときに、最大メモリ容量が192Mのマシンではスワップがかかりまくって事実上使えないということになります。
WindowsXP では 256M は欲しいと言われますが、携帯性を要求されないオールインワンタイプでも最大メモリ容量が256Mに抑えられているものがあります。現在では多くのマシンが512M、ハイエンド機では1Gの搭載も可能になっていますので、可能なら256M 以下のマシンは避けたいところです。
ディスクドライブ
このクラスは各社20G-80Gのドライブを搭載していますが、ビデオ録画しない限りは40Gもあれば問題なさそうです。しかも、HDDは一般に購入後も交換が可能です。HDDに関しては IBM がHDDメーカーでもあることもあってか早くも動作音が静かな流体軸受けタイプのHDDを採用しています。
光ディスクの方は主流はDVD/CD-RW/CD-R/CD-ROM のコンボドライブで、取り外し可能なベイに内蔵されている場合が多いようです。
ローエンド機種のみCD-R/RWドライブが搭載されています。
質量
一時的に持ち運べればよいので、2kg を切る必要はありませんが、オールインワンタイプといってもものによっては4kgを超えるものがありました。4kgを超えるとなるとさすがに一時的でさえ持ち歩くのは困難で、ノート型の折りたたみ筐体だとしても実際には省スペースとしての意味しか持たないと思います。
ほとんどの機種は 3kg 前後のようでしたが、このクラスの中では IBM の ThinkPad T23 が2.5kgと軽量なのが目を引きました。
その他
現在のトレンドとしては100/10base-Tポート+無線LAN(802.11b)内蔵です。ただ、無線LANに関してはまだ規格として一般的ではなく、今後より高速な仕様が一般的になる可能性もあるため、この段階では100/10base-Tのみで十分で、むしろその時までPCカードスロットが空けておけるよう、一般的な拡張ポートは内蔵してあることが望ましいといえます。
価格
最後にしてある意味最大のポイントが価格です。
オールインワンタイプは、全般には割安であり、B5 タイプのものよりはかなり安く、15万円前後から購入することができます。
ただし、ハイエンド機に関しては、20万円台後半〜30万円台後半となります。
さまざまな観点でスペック的にはベストに近いThinkPad T23は38万円、A22pでも28万円程度です。
ソニー VAIO NOTE GRも20万円代中盤以降です。
結論
そんな中、SONY の PCG-FX90GK がヨドバシカメラで 169,800円で販売されていました。
この機種は2001年のモデルで、これは最大メモリ容量こそ256MBと少ないものの、SXGA+ 15インチ液晶モニター、PentiumIII 850Mhz、HDD 30GB、CD-R/RW/DVD コンボドライブ搭載と、手堅いスペックで、重さも3.2kgとなんとか持ち運べるレベルです。
観点には入れませんでしたが、プレインストールOSがWindows2000というのも魅力です。
また、メモリは初期状態で128Mですが、ヨドバシカメラでは購入するとポイントが10%つくので、増設メモリも追加コストなしで導入できます。
スペック的にはハイエンド機にもそう見劣りせず、かつ他のハイエンド機の半額程度ということもあり、今回は、この機種に決定しました。
購入後に判明したこと
課題としていた最大メモリ容量ですが、サードパーティのメモリメーカーは、最大512M までの動作を保証していました。よって256MB のメモリーをポイントで入手し、結局 384MB 搭載となりました。
PCG-FX90GKのスペック
- CPU:Mobile PeniumIII/850MHz(SpeedStep)
- モニター:15.0インチ SXGA+
- 最大メモリ:512MB(384MB搭載)
- ディスク:20GB
- 光ディスク:内蔵CD-ROM/CD-R/CD-RW/DVD コンボドライブ
- 質量:3.2kg
- 価格:169,800円
- I/F:USB x 2、IEEE1394 x 1、PCカードTYPE2 x 2 (TYPE3可)、100/10base-T、外部ディスプレイ、ビデオ出力、シリアル、パラレル
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