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基本性能
画面は800×600ドット、256色の液晶を搭載しています。今時256色はさすがに見劣りしますが、表計算やワープロ、メール程度であれば実は何の問題もありません。液晶はDSTNという古いタイプで多少残像が気になります。
キーボードは18mmピッチで普通のノートパソコンと同じです。COMPAQなので英語キーボードも存在しますが、事情で使えなそうです。
キーボード下にはタッチパッドがあたりまえのように付いています。もちろん画面にはマウスカーソルが表示されています。このあたりはタッチパネルの機種が多い WindowsCE の中では異色でしょう。
特殊な変換ケーブルが必要だったりする機種もある外部ディスプレイ出力も、普通のDSUB端子がついていますし、なんとサーバー管理者さんにはたまらない、シリアルポートまで搭載しています。盗難防止ホールもついています。拡張スロット類は、コンパクトフラッシュ(Type2)とPCカードスロットが左右にあります。あとは、赤外線ポートとモデム、これも割とめずらしい PS/2 マウスポートがあります。
ちなみにUSB端子やイーサネットはありません。
面白いのは手提げのためのストラップホールや底面の名刺ホルダー。特に、このストラップを見て一発で気に入りました。
タイピングしていると手触りが「Evo」とかと同じで、 COMPAQ のノートパソコンだなぁと感じます。
初期設定
WindowsCE の場合も、ふつうの Windows 同様なんらかのソフトを導入しないと使い勝手が悪いので、使いはじめではやはりインストールが必要になります。
といっても、ちゃんと手順を踏むのは定番のかな漢字変換ソフト ATOK Pocket とテキスト編集ソフトの Pocket WZ Editor くらいで、あとはあればいいけどなくてもいいという感じです。
キーボードのマッピングを変更する(CTRL⇔CAPS)ツールがなかなか見つからなくて困ったんですが、『OKey』という海外のフリーソフトが対応していました。WindowsCEにはいろいろなフリーソフトが出ているのですが、本機の仕様(SH-4)に対応したものは実はあまりありません。
パフォーマンス
Webブラウザとかも現実的に使えるものが1つもないので、パフォーマンスといってもエディタと表計算程度です。が、少なくともエディタに関して言えば入力を取りこぼすようなこともなく快適です。変換も古いものとはいえ ATOK なのでそれほどバカな変換もありません。
瞬間起動してエディタするというポメラのような使い方であれば、スクリーンも広くて一応カラー、ファイルサイズやファイルシステムの制約もないということでよりよいとは思います。表計算は、機能不足と感じる場合は関数がより多い SpreadCE が使えます。
トレードオフ
大きさとひきかえになるのは重さです。1kgを越えてきますので、さすがに軽いとはいえません。
しかも上記のようにせいぜいテキストエディタとメーラー、表計算とターミナルソフト程度しか使えないということです。
ノートワープロ AGAIN
色々書いてきましたが、なにげにユニークな存在であることがご理解いただけたでしょうか。
B5 で SVGA解像度の液晶、フルキーボード搭載で ATOK が使え、電源を押したら即起動、連続バッテリ駆動時間は7時間/12時間(大容量バッテリ)。
日立の with me みたいなスリムノートワープロがもし生き残っていたらこんな感じなんだろうなというイメージです。
これでもう少し軽ければ現代でも通用するのではと思います。
長所:一般的な WindowsCE 機器で不満になる、操作性や端子類、画面やキーボードのサイズなどの問題が全て解消している。
短所:ちょっと重すぎ。液晶が16ビットカラー。SH-4 アプリケーションの少なさ、SH-3 との互換性の無さ。
★★★☆☆(2009.03.01)
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