HITACHI FLORA 310 DL6 - 15,000円の液晶付きパソコン - (2003.08.17)

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 場所を取らないネットサーフィン専用機を一台調達しなければならなくなり、予算3万円くらいでノート中心に物色していたところ、企業向けの液晶デスクトップがかなりお買い得なことを知りました。iMac が切り開いた家庭用一体型PCは2万円〜5万円くらいですが、企業向けである日立のFLORAとか東芝のEquium等は14インチ〜15インチの液晶搭載で9千円〜1万5千円前後で手に入ります。ノートのようにコンパクトでもなく(店頭で場所を取る)、ふつうのデスクトップに比べれば液晶も本体も潰しがきかないというあたりが原因なのでしょうか?とりあえず、今回のニーズには充分合致するので、自ずとこの手のものから選ぶことになりました。
 今回購入した FLORA 310 DL6 も、14インチ XGA 26万色表示のTFT液晶搭載、PentiumII/400MHz、メモリ256MB、ハードディスク6.4GB、ポートはレガシー系フル装備+USB1.1×2、PCI×1と、充分現代に通用するスペックでありながら 14,800円という低価格でした。

 しかし、単なるお買い得のようで誤算もありました。実はキーボードもマウスもモデムもPlayStation2から転用しようと思っていたのですが、USBキーボードではOSのインストールができず、USBモデムも転用できなかったのです(モデムが使えれば、PCIバスにはUSBカードを挿すつもりだったのです。結局泣く泣く近所のハードオフのジャンク箱からPS/2キーボード(100円)、PCI56kモデムカード(AMI-RA20P 200円)と、USBポートを空けるためのパラレルプリンタケーブル(200円)を購入したのでした)。
 この機種はBIOSレベルではUSBキーボードによるPS/2キーボードエミュレーションはサポートされているのですが、今回購入時はその機能がDisableされていたのでした。こうなっていると起動時にPS/2キーボードが無いと警告してきますし、BIOSパラメータの操作には当然PS/2キーボードが必須でした。PS/2キーボードなしではLinuxのインストールさえできません(最初のカーネル選択ができない)。唯一Knoppixなどの1CD Linuxが楽しめる程度でしょう。ということで、この機種を購入される場合、店頭でBIOS設定を確認できない限りは、素直に PS/2 キーボードは揃えたほうがよいようです。
 また、PlayStation2 用のUSBモデム(AIWA ブランド)は専用のチップセット(SmartSCM-USB)を使っているらしく、一般的なUSB外付けモデムのドライバでは動作しませんでした。サン電子が自社の OnlineStation でも同じチップセットを使っており、こちらは Windows用のドライバも配布しているのですが、当然ながらドライバの転用はできませんでした。
 仕方なく買ってきた PCIモデムカードの増設のために筐体を開きました。背面のプラスチックカバーはプラスドライバー4本、その中の金属製ケースはプラスドライバー2本を外すだけで開けることができました。メモリ増設やPCIカードの取り付けレベルまでなら割と簡単にできるように作られている感じがします。なお、google 検索によるとマザーボードは ACER V66LT-2 のようです。BIOS・マイクロプログラムのアップグレードにより、次世代のPentiumIII(Katmai、Coppermine)も搭載可能なようです。

 色々ありましたが、OSのインストールとモデムドライバの導入さえ済めば通常のオペレーション(OfficeやInternet Explorerなど)は快適そのものです。この価格帯で液晶つきというと WindowsCE の H/PC とか PlayStation2、ゲームキューブあたりに相当してしまいますが、さすが本当のPCということで操作性や速度では比べものになりません。CE機はCE機でいいところは一杯ありますが、用途が家庭でのWebブラウジングであれば、もはや価格面の制約からCE機やゲーム機を選ぶ理由は無いと感じました。
 なお、電源管理はACPI(Advanced Configuration and Power Interface)に対応していないため、普通にインストールするだけではOSレベルのサスペンドや自動電源オフができませんが、休止状態は使えます。なお、BIOSレベルでのサスペンドはサポートされており、購入時の設定では前面の電源ボタンを押すとサスペンドしました。

【2003.8.30 update】電源管理ですが、OS の APM(Advanced Power Management) サポートを有効にすれば自動電源オフができました。具体的にはBIOS設定でPower Management(電源管理) が Enable(有効) になっているのを確認した上で、Windows のデバイスマネージャで「NT APM レガシーサポート」というデバイスドライバをインストールして再起動するだけです。

【2004.11.7 update】ネットサーフィン専用機からメインマシンに格上げすることになったため、パワーアップしました。現在はCPUはPL-iP3を使用してCeleron 1.4GHzに、ディスクはATA133カードを介してSeagateの200GB HDDに、光学ドライブはPanasonicのスロットローディング式DVD-R/RWに換装して、外付けでI/OデータのIEEE1394TVチューナー/DVエンコーダーをつけてます。720×480でフレーム落ちなしでビデオキャプチャできています。

【2005.6.11 update】
Celeron 1.4Gですが、薄型クーラーの限界か、熱の問題が出ます。ケースを外していても長時間稼働しているといきなり電源断してしまうようになります。取り急ぎケースファンを高速(うるさい)強冷タイプに交換して様子を見ていますが、これからの方は安定して使うなら1GHz位までにしておいたほうがよいかもしれません。
なお、CPU換装後はマイクロコードアップデートをしていないと起動時にF1キーを求められるのですが、PS/2キーボードが無ければ求められません。記事中のPS/2キーボードエミュレーションを逆にDisableにしてUSBキーボードで運用するというのも一案です。

【2007.4.19 update】
DELL の 24インチ WUXGA(1920×1200)液晶モニタ 2407WFP を接続してみました。
もちろん内蔵ビデオなのでアナログRGBしかありませんが、UXGA(1600×1200) 16bit カラーまでは表示できました。左右が使えないので20インチ相当になりますがそれでも広々です。

【2007.6.20 update】
あと半年くらいは現役で使わなければならなくなったので、最後の投資としてビデオカードを搭載しました。 購入したのはいまどきPCIのカードというのはローエンドでしょうが、NVIDIA GeForce/128Mメモリ搭載の安いモデル(9,000円弱、一応新品)です。
このカードは割とコンパクトなようですがそれでも奥行きが長く、スロットに挿すとCPUの上のあたりまで到達します。特に今回CPUはスロット変換下駄を使って交換しているので、ほとんど隙間がありません。最初は入らないかと思いましたが、本当にギリギリで入りました。モニター(もちろん外部)とはDVIで接続します。
再起動すると、もはや内蔵液晶には画が出なくなり、VGA16色モードで起動します。今回は後からドライバを導入しましたが、本来ドライバを入れてからカードを挿したほうが良さそうです。
ドライバを導入して再起動すれば当然ながらカードのフル機能が使えます。 メモリ128MB搭載、ワイド画面に対応しているのでどんな画面モードでも32ビットカラーモードで使えます。上記DELLの1920x1200ピクセルモードで使っていますが、メディアプレーヤーの動画再生ももたつくことが無くなり、エミュレーター物の2D画面表示も劇的に高速化しています。
ただ、今のところなぜか、DVD-Videoの再生(PowerDVDやMicrosoftのDVDプレーヤーでの表示)がもたついています。それと、スワップの発生頻度も上がりました。メモリも足さないといけないかも…

【2007.8.23 update】
スワップを通り越して、ブルースクリーンが出るようになったので、ついにケースを交換してしまいました(PCIカード、ドライブをニューケースに引っ越しました)。PL-iP3/Celeron 1.4を含む本体が余りましたので、もし必要な方は差し上げます(送料はご負担下さい)。

長所:14.1インチの液晶がなかなか綺麗。それなりに無理も利くハード。PSOne並に安い。
短所:メーカーからBIOSアップデートなどのサポートが一切無い。
 

★★★★☆(2003.08.17)

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