insignia NS-DV720P - 激安ハイビジョンデジタルビデオカメラ - (2010.02.16)

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帰ってきた eggy ?

  アメリカではデジタルビデオカメラが安くってFlipVideoのような$200(\18,000)未満のものがヒットしている、と聞いていたのですが、実際に店頭に行ってみるとプライベートブランド品とはいえ$59.99(\5400)のものがありました。まあ安かろう悪かろうと想像はつくのですが、ものは試しにとばかりに買ってみました。
値段なりとはいえ工夫すれば使えなくもなく、以前よく使っていたドコモの eggy を思い出す一品でした。

スペック関係

  最大1280×720ピクセルの動画を30pで撮影することが出来ます。他にはSDワイド、SD、QVGAモードがあります。符号化はH.264、記録形式はAVIコンテナとMOVコンテナが選べるようになっています。音声収録用のマイクもついています。3倍のデジタルズームがついています。静止画の撮影も可能で、画素数は5メガピクセルです。10秒固定ですが、セルフタイマーがついています。カメラにはマクロレバーがついていて近接・無限遠を切り替えられます。フラッシュ代わりのLEDライトを装備しています。
記録媒体は内蔵フラッシュメモリの他、SDHCカードに対応しています。
デザインは、三洋のXactiを思わせるグリップ型で、グリップエンドにSDHCカードスロットがあります。す。液晶は大画面で、くるっと回転させて対面撮影も可能です。グリップには動画・静止画の撮影ボタン、ズームボタン、設定用のカーソル移動・決定ボタンがついています。三脚用のねじ穴も切られています。
電源は、液晶画面の展開に連動してON/OFFしますが、別途強制ON/OFFするためのボタンがついています。充電は、USBminiBポートから行うようになっており、専用の充電器が付属します。当然ながら他のもので充電したり他のものを充電したりもできるようです。なお、バッテリーは交換式で、どうも富士フイルム製デジカメ用と互換になっているようです。
その他、ストラップとポーチ、そして動画編集ソフト(必然的にH.264対応)が同梱され、ブリスターパックで売られています。なお、マニュアル上は、言語設定に『日本語』があるはずなのですが、実記上は英語・フランス語・スペイン語しかありませんでした。

使ってみる(静止画編)

  起動時間はまあまあです。液晶はなかなか大きいイメージ。目の前のものをとりあえず静止画撮影してみると、見事な後ピン写真。風景でもない限りはマクロボタンONしていたほうがよいでしょう。 ホワイトバランスは自動の他3段階あります。ホワイトバランスの設定は記憶しないようで、電源を切る度に自動に戻ります。
なんか違和感あるのが、シャッターが切れるタイミングが判りづらいこと、ビューファインダーで見た画角で取れないこと、取れる範囲が狭いこと。
シャッターは、ボタンを押した後、一白置いて暗転してから切れます。プレビュー画面までは動画系で動作しているのを、一旦静止画系へ切り替えてからシャッターが切れ、しかももう一度暗転して動画系に戻る、というような動きをします。シャッターを押してから2回暗転して、その間のタイミングで撮影されるので、シャッターを押しても5秒くらいはじっとしていないと手ブレしてしまいます。
見たとおりに撮れない、というのも上記と同じ原因でしょう。動画系から静止画系に移るとき画角も変わってしまうため(そもそも動画はワイド、静止画は4:3)全然違うものが撮れます。一応、見たとおりより広めに撮れるので、切り取ればいいのかもしれませんが、違和感は結構あります。
撮れる範囲が狭い、というのは手前のものをマクロ撮影するときに左右方向が足りないということです。座ったままランチメニューを撮ろうとすると皿の左右が欠けてしまいます。
肝心の画質ですが、さすがにパナソニックのカメラと比べると同じ画素数でも全然違います。ノイズが目立ちますし、特に夜は、全然無理ぽいです。ただ、昼間なら十分使えますし、室内用のホワイトバランス設定もできます。逆光補正モードだの夜景モードだのも一応あります。特にブログなどネットで使うレベルの解像度に縮小して使う分には充分な解像感・精細感はあると思います。

使ってみる(動画編)

せっかくの720pカメラですから、最高画質の720pモードのみを使ってみます。撮っている間はまあ普通といえば普通です。液晶は見やすいですし、撮影中にズームすることも一応可能です。充分軽いし、三脚も使えますし。先の静止画同様の、ホワイトバランスだの逆光補正だののモードも通用するようです。
問題は引き上げてきてから、どんな画質で取れているかですが、屋外・風景で撮ったモノはそこそこHDらしい解像感ある絵が撮れていました。
しかし室内電灯下(LEDフラッシュ未使用)の絵はノイズが強烈に乗っていて「HDもなにも…」という絵になっていました。室内昼光のときはまだしも、室内電灯のときは無駄にHDにせずにSD/SDワイドモードとかにしたほうがよいのかもしれません。YouTubeアップ用くらいであれば充分かもしれませんし。
また逆に言えば条件さえ合えば撮れるということですので、回転液晶を活かしたビデオレター的なものとか天気のいい日の運動会とかは行けるのかもしれません(まあ、ビデオレターはまだしも入学式や運動会に5,000円位のカメラで挑む方もおられないとは思いますが…)。

使ってみる(再生編)

  大きな液晶を活かして、eggyのときのように「このカメラで撮ったモノではない動画」が再生できると面白いのですが、ファイル名だけそれっぽくしても華麗にスキップされてしまい、残念ながら再生できませんでした。

良くも悪くもそれなり

  市販のデジタルビデオカメラのような汎用性(どんな条件でもそれなりに撮れる)はありませんが、バッテリーの入手性もよく、メモリカードも32GBまで対応しているので、カジュアルな使い方にはいいのではないかと思いました。静止画も動画もノイジーですが解像感はあります。
海外レビューではあまり評判はよくないのですが、期待が大きすぎると思いました。いわゆるYouTubeカメラとかブログ用カメラとかとしてはこんなもので充分かと思います。

長所:軽い。安物ではあるが価格面でメーカ品ときちんと棲み分けられている。これで1万円オーバだったら無理
短所:暗いところに弱い。ノイジー。ズームもデジタルだけ。ワイド側が全然だめ。
 

関連レビュー
NTT DoCoMo eggy(2001.7.28)

関連サイト
製品情報
製品情報(1080Pバージョン)

★★★☆☆(2010.02.16)

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