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全体的なデザインとしては So505i ほどではないものの、So505iS に比べれば厚くなっています。ところが背面に行くほど丸みを帯びていくので、目の錯覚で結構薄く見えます。So505iSでメカっぽさを出していた左右のステレオスピーカーがカメラレンズ近くの変な場所に追いやられています。
オーディオ、ムービーを使うにはヘッドフォンが必須ですが、携帯電話の平型コネクタから通常のステレオミニプラグに変換するケーブルが必要になります。Sony から So506iC とカラーを合わせたインナーイヤー式ヘッドフォン(DR-EX51)が発売されていて、これには変換ケーブルが含まれていますが、ケーブルが長すぎて実用的ではありません。ボーダフォンの変換ケーブルがほんの数センチと適度な長さなので、Sony のヘッドフォンを使うとしても、本格的に使うならこれを購入すべきでしょう。ただし今はPreminiII用のネックストラップ型ヘッドフォン(DR-NX1)も発売されていますので、最初からこちらを選択するのも良いと思います。
デジタルカメラ〜日常利用には十分な操作性と画質
常に持ち運ぶ携帯電話のデジカメ機能に期待するのは、朝晩を問わず、偶然出会った場面でもそれなりの画質で簡単に撮れることです。これまで一眼レフのデジカメを使ったりもしていたので、カメラ機能自体にはそれほど期待はしていませんでした。ですが実際使ってみるとかなり使いやすく、デジカメを使う大半の場面はこれで十分カバーできるという印象を持つほどでした。
So506iCのカメラはA5305K同様、カバーのスライドですぐ起動でき、マクロはスライドスイッチで露出補正は方向キーですぐに操作できますし、ホワイトバランス、夜景モードなどはメニュー操作が必要なものの、ディスクジョグで比較的簡単に設定可能です。画質についても130万画素(1280×960pixels)はWebはもちろんL判やハガキくらいなら問題ありません。以前使っていたeggyやA5305Kの35万画素のカメラも結構気に入っていたのですが、やはりレベルが違います。意外なのはデジタルズームで、撮影時にディスクジョグですぐに寄れるのですが、そのときの画面はかなり粗くなってしまいます。これを見ると「これでは使えない」と思うのですが、実際シャッターを切ってみると、実は補完されてそこそこな絵になります。
動きの速い被写体を撮る場合や、ズームできちんとした絵を撮りたい場合には他のカメラを使っていますが、実際、普通の風景とかスナップとかはこれで十分かと思います。
オーディオプレイヤー〜不満だらけだけど無いよりは。
オーディオプレイヤーとしては、これまでMP3プレーヤーであるRio500を愛用してきたので、まずはこれを代替できるかというのが1つのポイントになります。その上で、Rioの最大容量が192MBなのに対し、So506iCは最大128MBというところが問題になります。ただ結果的には、それ以前の問題のほうが多く、容量はあまり問題になりません。
まず、So506iCのオーディオ機能を使う上で最も大きなハードルは、マジックゲート対応のメモリースティックリーダーライターが必要というところです。そもそも、So506iCにはメモリースティックデュオのリーダーライター機能がついているにも関わらず、別にリーダーライターが必要というのは非常に不自然です。実際、同じメモリースティックを使うMusic Porterの場合は別にリーダーライターは不要で、直接携帯電話のコネクタとPCのUSBポートをつないでデータ転送できます。このハードルのために多くのユーザーはオーディオ機能を使わずにいるのではないかと思います。今回はあえて5,000円近く出してリーダーライターを購入しましたが、もし「音楽機能が携帯電話と一体になっていること」に価値を見出さないのであればそうまでする必要はないと思います。
リーダーライターを購入しても、MP3やAACのような一般的なデータをメモリースティックにコピーすれば良いというわけではなく、専用ソフトであるSonicStageで、So506iCのためにATRAC3形式にエンコードして、SonicStage上からメモリースティックに転送する必要があります。ちなみにRio500も、内部のメモリ形式が独自のため、RioPort Audio Managerのような専用ソフトから転送する必要がありました。ただ、Rio500はMP3プレイヤーのため、再エンコードの必要はありませんでした。そのためフリーの使いやすい転送ソフトが開発されたりしましたが、SonicStage の場合はエンコード形式が独自のため、代替ソフトが出現しません。そして様々なところで書かれていますが、最新のVersion 3.0になってもSonicStageはあまり使いやすくはありません。
ただ、良い点としては独自エンコードであるATRAC3/66kbpsの音質です。MP3の低bpsのように高音のひずみが気になることもないので、専らデータ容量が小さくて済む66kbpsでエンコードしています。結果として、192MBに128kbpsのデータを入れていたRio500より、128MBに66kbpsのデータを入れるSo506iCのほうが、曲数は多く入るのです。実際、50曲くらいは入ります。
さて、そうまでして転送したデータをSo506iCに挿入して、はじめてオーディオプレイヤーが起動します。まあ、あとは普通に聴くだけなのですが、シーケンシャル演奏とリピート演奏しかできません。SonicStageでのフォルダ分けも無視されるので、フォルダ内リピートのようなこともできません。低音増強はありますが、基本的に、聴けるだけで、Rio500のような専用プレイヤーのレベルには到底及びません。せめてシャッフル演奏機能は欲しかった所です。
ただ、ここでもディスクジョグの良さは効いていて、曲選択はしやすいです。また、ステレオスピーカーがついているというのも、実は一般的なオーディオプレーヤーには無いメリットです。
まあ、はっきりいって音楽プレイヤーとしてはどうしようもないのですが、それでも実際には常用しています。つまり結論としてはRio500を代替しました。ニューアルバムを全曲転送してベタで聴く程度にしか使えなくても、携帯電話と別にMP3プレーヤーを持ち歩くことに比べればリーズナブルということです。今後のメモリースティックProDuoへの対応をぜひないがしろにしないでほしいです。
ビデオプレイヤー〜意外に簡単に使える
モバイルビデオはeggyとCE-VR1の組み合わせでやってみたことがありましたが、あまり実用的とは思えなかったので、実際ほとんど期待していませんでした。しかしSo506iCのビデオプレイヤーはeggyよりは遥かに画質も良く、使いやすいものでした。ビデオに関してもオーディオ同様、PCで作成したデータを再生するというものです。ですので、PCでいかに簡単にデータを作って転送できるかということが問題になります。
ビデオプレイヤーに関しては独自のソフトを使わなくてもメモリースティックにコピーできます。データ形式(モバイルムービー形式)もオープンであり、純正のImageConvertor2.0(これまた使いにくい)を使わなくても作成できます。元の動画データさえあれば、QuickTimeと携帯動画変換君と呼ばれるフリーソフトの組み合わせで、ドラッグ&ドロップでSo506iC用のデータを作ることができます。こちらを使うと、思ったより簡単に出来ます。画質は大きく3段階設定できますが(最高画質にするにはデータのカモフラージュが必要)、最低画質でも15fps出ているので十分見られます(ちなみにeggyは15fpsにするには解像度を落とす必要がある)。最低画質で30分40MBくらいでした。
データさえ作成できれば、メモリースティック(内の所定の場所)にコピーしてSo506iCで再生するだけです。プレイヤーは一時停止、可変速早送り、巻き戻しも出来ますし、長いムービーを中断するときはマーカーをセットして、後で続きから再生することができます(ちなみにeggy はこのマーカー機能がなく、早送りも大変だったため実質的にほとんど使えませんでした)。
実際、この機能で通勤時に海外ドラマを見たりしていますが、最低画質モードでも字幕まできちんと観られますし、全く問題なく実用的に使えました。ただ、問題は電池消費が激しいことです。1時間前後で電池切れでムービー再生できなくなることがよくあります(ちなみに電池はSo505iSと共通です)。
テキストなど〜画像として観るのが実用的
ボーダフォンの一部の携帯や京セラのAirEdge Phoneではテキストファイルも表示できたりしますが、ドコモの携帯はそういったことができなくなっています。メールにして送る、Webサイトに掲載してブラウザでアクセスするといった方法もありますが、いずれも容量制限があることが問題になります。ここでは画像として観る方法をご紹介します。
主にPSP(PlayStation Portable)用に作成されているフリーソフトを使って、テキストファイルをJPEGファイルに変換します。TXT2JPGやJPEGBOOK、HTML2JPEGで、QVGAサイズ(320×240)の連番のJPEGファイルに変換すれば、So506iCの画像表示機能でページめくりの要領で表示していくことができます。
IC機能〜慣れれば使える
IC機能といってもまだまだ実質的にはEdyくらいしか稼働しないと思います。オンラインでチャージできますので、カードよりは使いやすいです。大崎や品川では結構シャリンシャリン鳴っている場面にも遭遇するようになりました。Edy のアプリケーションは内蔵のものよりも ANA マイレージクラブのもののほうが利用履歴が見られるなど高機能です。
IC機能はこれからの機能ですが、特に問題はこれから出てくる suica のアプリケーションが動作するのかということです。
デジカメ・オーディオ・ムービーの融合
古くはFinePix 40i(2000年6月)でデジカメにオーディオプレーヤーが融合し、最近ではHi-MDウォークマンMZ-DH10Pにデジカメ機能が融合していたり、PSP(PlayStation Portable)ではゲーム機にオーディオ・ムービー機能が融合しています。この3つは長期的にはやはり融合していくのではないかと思いますが、やはりこの3機能のどれかが軸になるより、中心に携帯電話機能があり、その周りに3機能がついているというほうが現実的なのではないかと感じます。たとえばiPodにメガピクセルデジカメ機能がついていたらある意味最強のような気もしますが、それはそれでiPodと携帯電話両方を持ち歩くのが面倒になってくる気がします。
携帯電話が軸であれば各機能はほどほど中途半端になりますが、逆に機能への期待値が低い分だけ満足しやすいです。So506iCも、3機能どれをとっても一流ではありませんが、どれも「そこそこ使え」しかも電話も出来るというところは各機能の専用機の追随を許さないところがあります。
同じリボルバータイプでも海外向けのs710aではMP3対応で2メガピクセルカメラ搭載です。日本ではFOMA参入の関係でこういったスペックの機種が出るかどうかわかりませんが、個人的には期待したいところです。
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【2005.10.2 update】
さて、先日 SonicStage がアップデートされ、大容量の MagicGate 対応 メモリースティックProDuo に音楽が転送できるようになりましたが、So506iC/premini-II/W31Sなど既存のProDuo対応携帯電話には対応しませんでした。
これまで、大容量のメモリースティックProDuoを使った音楽再生に関しては、アプリケーションソフト(SonicStage)が未対応だから現時点ではできない、という説明でしたが、
結局アプリケーションを対応させても過去の機種には対応しないということのようです。
奇しくも、ドコモも So506iC を含むムーバの Suica 対応はしないという態度を表明しています。
ちなみに、下記関連レビューにもある MP3プレイヤーRio500 は、ソニーのようなオーディオに強い大企業ではありませんが、長い間ファームウェアを更新して、当初はできなかった可変ビットレートへの対応機能や 128Mスマートメディアへの対応機能を追加し、ユーザーを大切にしていました。
というわけでSo506iC&ドコモ回線は解約しました。ちょうど WILLCOM 端末にもメガピクセルデジカメが搭載されることが発表されたので良いタイミングでした。So506iC の余生としては、モバイルムービープレーヤー専用機かな、と考えています。
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▲これが高価なMG対応リーダーライター(手前)。他意はありません。 |
長所:各機能それぞれは大したことはないが、どれもほどほどに使える。
短所:オーディオプレイヤーの利用に別途リーダーライターが必要。回転時に持ち替えが必要。
★★★☆☆(2005.3.21)
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