成田空港へはずっとクルマでばかり行っていたのですが、今回はバスで行ったので、久しぶりに電車で帰りました。久しぶりに乗った成田エクスプレスはニューモデルになっていました。
前のモデルは色々と画期的だったのを覚えていますが、今回は色以外はなんだか普通になっていました。利用者ニーズへの配慮感もないし、なんだかガッカリでした。
まあそもそも電車なんて移動できればどうでもいいものではありますし、特急とかいっても画一化された電車ばっかりだった1990年代ごろ、特定路線専用車両みたいなものが出始めました。そのはしりが常磐線を走るスーパーひたち号、伊豆行きのスーパービュー踊り子号、空港行きの成田エクスプレス号でした。
日本中どこへいっても肌色に赤という、『日本の血流、動脈ですよ』みたいな色の電車ばっかりだったところに、成田エクスプレスは白・黒・グレー・赤というカラーリングで登場しました。
専用車両ということで、席の頭上には網棚に代わって航空機の機内のようなフタ付きのハットラックがあり、ドア付近には大型の荷物を置けるスペースが確保されていました。
椅子も観光客前提なのか、驚異の全席ボックスシートとかなり思い切った仕様でした。
なるほどお客様を絞ることでよりユーザニーズが具体的になり、それに応えることができるのか…と思ったものです。
のちのち社会人になって、渡米する師匠のスケジュールが無い中レビューの時間をもらうため、成田エクスプレスの『個室』で道中打ち合わせして見送り、普通電車で帰ってきたこともありました。
そんなこんなで思い入れある電車なのですが、ニューモデルは外観もなんか北海道から来たみたいだし、ラックもただの棚になっていて、椅子も色以外普通だし、なんかつまんない感じです。
各椅子にコンセントがついているとか、WiFiサービスがあるとかいっても、たとえば海外からの旅行者に配慮したものになっているかというとそんなこともなく(WiFiは事前に契約が必要とか)、できることをしただけって感じです。
カートをひきずるお客様のためにホームに電動でスロープを出すとか、席の足下に手荷物スペースを用意するとか、単にフックを椅子につけるだけじゃなくてハンガーも用意するとか、やれることはあるでしょうし、コンセントはもっと使いやすく初めての人にもわかりやすくするべきだし、WiFiサービスはその場でカード決済すれば誰でも使えるようにすべきです。
デジタルサイネージもくだらない広告を流すだけじゃなくもう少し旅行客を意識した役立つ内容にしてほしいです。関東周辺の観光地の案内もなければ各地の天気もニュースもなんにもなし。流れるのは乗り換え案内とCMだけ。ルート表示は右から左になっているし、がっかりです。
Posted at 2010.02.13 23:10 in デザイン