去年は節目の年、環境ががらっと変わりましたが、まずは色々なことを受け入れながら問題なくさばいていける目処が立ちました。
去年一年を通じ今更ながら実感したシンプルな真理、今年も基準にしていきたいと思う考えについて書いてみます。
シンプルな真理というのは「考えに身を任せる」ということです。これは、身を任せる前に考えるということと、考えたことには身を任せましょうということの2つから構成されています。
「身を任せる前に考える」
人間というのはとかく受動的になりがちです。特に、サラリーマンというのは命令をこなしてナンボという「面」もあります。仕事ができればできるほど押し寄せるように「依頼」が来ます。気がつけばこれを捌くだけで手一杯になります。まあ、それはそれで良いのですが、これを続けるとだんだん「押し寄せる仕事を捌ききること」が目標のように感じられてしまいます。
ところが、よく考えてみると「押し寄せる仕事を捌ききる」といっても、そもそも押し寄せる仕事の大半は「元々自分が出来る仕事」です。チャレンジングなのは仕事の「量」であって「質」ではありません。仮に達成しても結果として高まるのは「生産性」だけなのです。一生懸命1年間仕事しても、仕事の「質」が高まっていかなかったらだんだんつまらなくなってきます。押し寄せる仕事を捌きながらも「質」を追求してはじめて達成感が出てきます。
では、質を追求するにはどうするか。単純なことです。なんとなく「捌ききる」を目標にしてしまうのではなく、自分で質の高い目標を具体的に定義すればよいのです。この目標は、人によってことなると思いますが、これを設定した瞬間、仕事にメリハリが出ます。要するに、目標につながる仕事はしっかり、つながらない仕事は手を抜く、断るということになります。当然これはリスキーですが、結果として、常に目標が達成される方向に進むのです。
「考えたことに身を任せる」
考えること自体は極めて簡単なことです。A が B できたらいいな、C社を買収すれば大きなシナジーが得られるな、D社みたいなパートナーがいればいいな、E みたいな仕事がしたいな、F社で働きたいな、G みたいな製品を作ったら売れるな、云々、自由自在です。
しかし問題は、考えたことに身を任せられるかということです。たとえば「ここでこの株を買ったら儲かる」と考えることと「その株を200万円分買う」ことの間には、壁があります。「H美ちゃんが彼女だったらいいな」と「H美ちゃんを攻略する」の間にも、壁があります。考えたことに身を任せるというのは、この壁を越えるということです。
考えたことに身を任せようと思う(=壁を越えようと思う)と、人間は「もう一度」真剣かつ具体的に考えます。なぜなら、失敗したくないからです。そして、ベストを尽くします。結果として、大抵の場合、実現するか、しなくてもいい線までいってしまいます。
もう一度、「考えに身を任せる」。
こう書いてくるとちょっと重いように感じるかもしれませんし、実際重いことにもあてはまりますが、この真理は軽いことにもあてはまる、極めて普遍的なことだと思っています。
たとえば、私は毎日20時49分のバスに乗れれば、バス・電車・バスと乗り継いで家の前まで帰れます。しかし、これを逃すと、疲れ切ったあげく徒歩30分・電車・徒歩15分ということになってしまいます。そして去年はほぼ毎日後者のパターンでした。
そこで今年は、この20時49分のバスに乗ることができれば「その日はいい日」と定義することにしました。すると毎日を「いい日」にすべく、早速様々なアイディアが湧いてきます。
同じように「いい一週間」「いい顧客対応」「いいプロジェクト管理」「いい社内活動」「いい晩酌」「いい飲み会」等々を自分なりに考えて、これに身を任せることで、今年を「いい一年」にしていきたいと思っています。
Posted at 2008.01.14 23:55 in 日常