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2006.12.27 : 映画『暗いところで待ち合わせ』 映画

久しぶりの映画、偶然見ただけなので先入観なし。なんとも不思議なお話でしたが、悪くはなかったです。



仮にこれから見られる方は深く気にしないで最後まで主演の田中麗奈を右脳でぼーっと見てるのがいいんじゃないかと思います。左脳で筋とか気にしてるとつまんないです。左脳的には一貫してなんだかおかしい感じだし、最後も「あれっ、これ赤川次郎だっけ」感をぬぐえませんが、右脳的にはなんだか「いい感じ」だけが残ります。

「いい感じ」の源泉は唯一、田中麗奈演じるミチル(盲目)が地味かつ素朴だけど「いい感じ」なイメージを発しているから…。というか、あれだけ左脳的には違和感な設定なのに、それでもいい感じが残るんだから、ミチルだけは台本の裏にあるキャラクターを理解してちゃんと演じられていたってことでしょうか。
仮にこれでミチルの演技も見るところがなかったら、「土曜ワイド劇場」では没、「月曜ドラマランド」なら佐藤浩市役をイジリー岡田あたりに差し替えてなんとかオンエア、レベルになり、当然1,800円+拘束時間を返せ!という感想になっていたでしょう。
チェン・ボーリン演じるアキヒロは、設定としてはむしろ共感するキャラクターなんだけど、なんかずーっと「これどこの川口能活?」とか「ノーバディノウズのユーヤヤギラ?」とかそんな見た目の感じだけで、芝居以前に最後まで違和感しかなかったです。
また宮地真緒演じる「ミチルの友達」カズエも、設定としても劇中の動きとしてもいいヤツなんだけど、全然そう見えない。 そもそも嫌なヤツで、しまいには本当にミチルの世話がめんどくさく感じているようにしか見えない。役を理解していないのかどうなのか、台詞や動きの裏側にあるいいヤツ感を演じないで、表面的なところだけで芝居しちゃってるからかな。上手ければ好感を持たれる役なのにもったいないです。
井川遥演じるハルミに至っては最初から最後まで(芝居以前に)存在も設定も左脳が受け付けないほどの違和感で、なぜこの役が井川遥で、こういう動きをして、最後こういう演出になるのか、全く理解できませんでした。これは逆にキャスティングされた井川遥がもったいないです。

個人的には獅子丸ちゃん(波岡一喜)が、全く持って獅子丸ちゃんのイメージで出てるとか、全く意味も無く原史奈が登場するとか(これも左脳的には「地方なのにここ、どんな美人レストランだよ…」とは思う)、細かい楽しみもあり、悪くはなかったです。
ともかく、田中麗奈の過去の作品がちょっと見てみたくなりました。

Posted at 2006.12.27 11:10 in 映画



 2006年12月 
         
27
           

プロフィール

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