一番使いやすいオープンソースソフトウェアとは?

コンピュータでプラグラミングをする際には、ソースコードという文字列を使ってプログラムを設計します。コンピュータに対する命令のようなもので、1行1行にその命令が組み込まれていて、コンピュータは上の行から順に読み取っていきます。

プログラムを公開して他の人たちに活用してもらうような場合、提供を受けた側ではプログラムの内容を変えて使用したい時があります。そんな時にソースコードを無償で公開して利用してもらったり内容を変えたり、また別の人に再利用してもらったりすることが自由にできるものをオープンソースソフトウェアといいます。

通常ソースコードは、作成者の特許のようなものなので、他の人に自由に使ってもらうことはあまりなく、利用する場合はライセンス料の支払いが生じる場合がほとんどです。フリーソフトウェアといわれるものも、そもそもソースコードを公開しないので、そこがオープンソースソフトウェアとの違いです。

しかし無償で公開して自由に利用することができるというオープンソースソフトウェアは、使用条件に該当するかどうかを審査して、合っていればライセンスを認定してまとめて管理をするという「OSI」という団体があり、OSI認定マークが付けられたものだけがオープンソースソフトウェア「OSS」として使われることになっています。企業がこのOSSを利用することで、プログラムに対する信頼性や長期における安定性、柔軟な対応ができるなどメリットがあります。

いくつかのOSSの中で人気があり定番のものといえば、「Visual Studio Code」です。Visual Studio Codeにはコードの編集機能となるインテリセンスや、複数の箇所にカーソルを置き同時に編集ができるマルチカーソル、オリジナル定型文を短いワードで呼び出せるユーザースニペットや拡張機能などがついています。インストールすると日本語化できるところも初心者にも扱いやすいところです。

2番目に人気なのは、React Nativeです。モバイルでも使えて、iosとアンドロイドのアプリを作ることができたり、カメラや位置情報を活用することができます。Web viewではなくネイティブを使って描画ができる点は大きなメリットです。

2つだけご紹介しましたが、オープンソースソフトウェアの選び方として一番重要なのは、ライセンスがあるかどうかを確認することです。ライセンスとしては、GPLやBSDなどがあります。またソースコードが開示されていてもリリースごとにダウンロードができるか、個人情報が求められないか、などを確認することが注意点といえます。